電話受付:9:00~17:00(月~土)
〒573-1137 大阪府枚方市西招提町2198番地

認知症治療病棟について

認知症の予防と住み慣れた地域で共に暮らすことを目指す診療を行います

当院の認知症治療病棟は、認知症になっても、本人の意思が尊重され、出来る限り住み慣れた地域の良い環境で暮らし続けることができる社会の実現に貢献することを目的としています。

認知症治療病棟への入院の目的

認知症治療病棟とは、認知症と診断され、精神症状および行動障害が認められる方、また、日常生活に支障が見られ、自宅や施設での介護が困難な方を対象とした、専門的な入院治療と手厚いケアを提供するための病棟です。

長期の療養を前提とするものではありませんので、入院中の介護、看護、治療はもちろんのこと、退院後の日常生活についてもご相談を承っております。

認知症イメージ01

認知症の治療

認知症を発症すると、下記症状や行動障害が認められます。

  • 精神的症状「幻覚」「妄想」「夜間せん妄」など
  • 行動障害「不眠」「徘徊」「異食」など

また、不安な状態や興奮状態が継続したり、看護・介護の拒否、といった行動が現れることがあります。

認知症イメージ02

認知症の発症により高齢者の方が、日常のこうした行動による影響を受け、自宅や施設での生活が困難になった場合、生活機能回復訓練や、作業療法など、認知症に対する専門的な治療やケアを行うことで日常生活に必要な機能の維持、改善を図ることを目指します。

  • 夜間せん妄:せん妄とは、病気などで体調が悪化したり、何らかの手術後の薬が体に合わなかったりすることで発症する軽度のパニック状態のことで「幻覚」や「幻聴」「妄想」「見当識の混乱」などの状態が見られたり、認知機能の低下や精神運動興奮・錯乱などが発生することがあります。このようなことが夕方から夜間に発生するのが「夜間せん妄」と言われ、暗い中で状況の認識がしづらくなることから不安や恐怖心が増幅し、せん妄症状を起こすと考えられています。
  • 異食:食べ物ではないものを口に入れてしまう行為のこと。

生活機能回復訓練

週5日、1日4時間(集団療法※1を含む)実施

生活機能回復訓練とは、日常生活動作(ADL)に関連した訓練で、例えば、はみがき、髭剃りなどの身だしなみを整えるような行為や、トイレ動作など、日常生活に必要な機能を維持させる訓練のことを言います。

医師の診察に基づいて、移動・座位・食事・排泄・入浴などの日常生活に必要な機能の維持・回復の訓練を、看護師・看護補助者・作業療法士・精神保健福祉士など多職種が連携して行います。

生活機能回復訓練

日常生活で必要な機能を向上させることで、患者様ご自身が持っておられる能力をできる限り引き出すことで、出来ることを少しでも増やし、グループホームや在宅など、地域社会での生活に戻る支援をいたします。

茶話会などの開催

会話は脳の活性化に繋がるとされています。患者様の能力を引き出す会話をしながら、患者様の気持ちの安定を図ります。

茶話会などの開催01

作業療法「集団療法※1」

集団療法01

集団療法は、複数人数で音楽を聴いたり(音楽療法)、ゲーム活動や創作活動、座ってできる体操、映画鑑賞などを行います。他にも、体操、風船バレー、ボーリング、壁面装飾、茶話会、散歩などがあります。

※1「集団療法とは」

作業療法「個別療法」

個別療法01

作業療法は、患者様に合わせて、体操やレクリエーション(学習療法(脳トレ)、書道、塗り絵、手工芸など)を行います。

運動療法

運動療法01

運動療法は身体機能面・認知機能の活性化に繋がるとされており、当院では、室内での運動に加え、職員が付き添う「散歩」などを積極的に取り入れています。

認知症の治療は、私たちはもちろん、ご家族を含め周囲の方々が、ご本人を受け入れ、積極的に共感する姿勢を示すことで、認知症の周辺症状(ご本人の不安や焦燥感など)を軽減させ、ご本人が自信と誇りを取り戻せるように支援することが大切です。

病棟の概要

認知症治療病棟 内観01
認知症治療病棟 内観02
病棟・病床数 南館3階・51床
※開設当初は20床~30床程度とし、順次増床の予定
入院料等 認知症治療病棟入院料1
体制 常時入院患者様20名に対して1名以上の看護師(准看護師)
常時入院患者様25名に対して1名以上の看護補助者(介護職員)
夜間は看護職員2名で病棟全体を担当
※上記と別に病棟専従の作業療法士、精神保健福祉士を配置
対象者 精神症状および行動障害が軽中度で身体合併症の治療の必要性が軽い認知症治療患者の方

病棟機能のご紹介

生活機能回復訓練室

生活機能回復訓練室01
生活機能回復訓練室02

生活機能回復訓練室では常に作業療法士が患者様を見守りながら日常生活機能の維持訓練や様々なアクティビティを行います。

家族面談室

家族面談室01
家族面談室02

家族がいつでも患者様と面談することが可能でプライバシーに配慮した空間になっています。

浴室

多目的トイレ01
浴室02

生活機能を維持するためにご自身で入浴いただきますが、必ず看護職員が誘導しますので安心して安全に入浴することが出来ます。

多目的トイレ

多目的トイレ02

車いすでも入れる多目的トイレです。患者様が使いやすいように空間を広く取っているので快適にご利用いただけます。

食堂

食堂01
食堂02

病棟の中央にある食堂においては食事はもちろんのこと、入院患者様が集まってのレクリエーションなど様々な行事を通じて認知機能の維持に取り組みます。

退院後のケアについて

認知症の治療は、長期の療養を前提とするものではありませんので、退院が決定した際、退院後の生活に不安を覚えるご家族や患者様もおられます。
ご要望や状況に応じた看護、介護、リハビリテーションのご相談を承っています。お気軽にご相談ください。

また、必要に応じて、下記のような制度のご紹介も可能です。

  • 制度紹介
    介護保険、高額療養費、障がい者手帳、成年後見人、年金など
  • 退院後に利用する介護サービス
    ケアマネージャーや、施設スタッフなど、関係者との連携など

精神保健福祉士(相談員)が、不明なこと、不安なことにお答えいたします。

ご利用の流れ

1かかりつけ医療機関にご相談

2当院でも「もの忘れ外来」でご相談を受け付けています。

万が一、「これ、認知症?」と思うことがあれば、受診いただきご相談ください。(事前の予約が必要です)

3物忘れ外来受診(予約制)

当院ではCT、レントゲン、心理検査などを行って、認知症の診断を実施することができます。
医師によって認知症と診断され、入院治療が必要な場合は、認知症治療病棟への入院手続きを行います。

4認知症治療病棟への入院手続き

詳細はこちらをご確認ください。

入院料について

入院料については、健康保険法に基づき計算をしますが、認知症治療病棟では、投薬・注射・検査等については包括算定(1日定額)になります。
一般的な出来高算定とは異なりますのでご承知ください。
ご不明なところは、病院窓口にお問い合わせください。

レスパイト(ご家族の負担を軽減する)について

レスパイトとは、入院の必要はないが介護が必要な方を、一時的に病院で入院することによって、介護をされておられるご家族の負担を軽減するという目的のものです。
当院はレスパイトのご利用も可能ですので、必要な場合は、お気軽にご相談ください。

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